いびき・睡眠クリニック武蔵小杉|2027年春ころ開院予定

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検査の後に、知っておきたいこと

睡眠検査の結果説明と
今後の治療

結果の数字を、
あなたの毎日の困りごとにつなげて考える。

検査結果は、診療の大切な手がかりです。結果の用紙だけで判断せず、症状とこれまでの経過を確かめながら、次の方針を相談します。

医師が睡眠検査の結果用紙を指しながら説明する場面
開院後の診療に向けたご案内です。結果説明の予約方法・実施時期・オンライン対応は、決まり次第掲載します。

まず、今の困りごとを確認

検査後に変わったこと、今も続く症状、薬や生活時間の変化をお聞かせください。例えば「朝の頭痛は減ったが、運転中の眠気は残る」といった具体的な場面が役立ちます。

睡眠日誌とペン
01

お話を聞く

症状・経過・生活への影響

「いつ、どんな場面で困るか」をお聞かせください。

ナイトグラフの装着
02

記録を確認する

検査・日誌・これまでの治療

一晩の記録と、普段の眠りを照らし合わせます。

検査結果を見ながら相談する場面
03

次の方針を相談する

治療・追加検査・通院先

困りごとと結果を合わせて、次の一歩を考えます。

検査で異常が目立たなくても、つらさが続くときはお伝えください。

レポートで見るポイント

PSG(終夜睡眠ポリグラフ検査)は、脳波や呼吸などを一晩記録する検査です。機器や検査の種類によって、用紙に載る項目は異なります。

呼吸

AHIは睡眠1時間あたりの無呼吸・低呼吸の回数です。酸素の低下や体の向きとの関係も確認します。

眠りの経過

どのくらい眠れたか、途中の目覚めや睡眠段階の変化を確認します。

体の反応

脳波上の短い覚醒反応や脚の動きなどを、症状と照らして確認します。

一晩の眠りを、同じ時間軸で見る

上から睡眠の段階、酸素、心拍数、呼吸や動きの記録が並びます。同じ時刻を縦に見て、どの変化が重なっているかを確認します。

睡眠段階、酸素飽和度、心拍数、呼吸イベント、体位を同じ時間軸に並べたPSGの記録例
画像をタップすると拡大できます。出典:RESM|PSG検査レポートの見方
上段:眠りの経過

睡眠段階や短い覚醒反応を確認します。図の「目が覚めた頻度」は、本人が覚えている目覚めの回数と同じではありません。

中段:呼吸と体の反応

酸素の低下や呼吸イベントが、いつ起きたかを見ます。

下段:体の向き

仰向けなどの姿勢によって、呼吸の乱れに違いがあるか確認します。

呼吸が止まった場面を、拡大して見る

閉塞性無呼吸では、空気の通り道がふさがり、胸やお腹が呼吸しようと動いていても、空気の流れが止まることがあります。気流と胸・お腹の動きを照らして読みます。

PSGの記録を読む呼吸が止まったとき、体はどう動く?

① 空気の流れ ② 胸・お腹の動き ③ 酸素

閉塞性無呼吸の記録例。拡大部分で気流の減少、続く胸腹部の動き、酸素飽和度の変化を確認できる
左右に動かして波形を確認できます。画像をタップすると別画面で拡大します。
出典:RESM|PSG検査レポートの見方
① 空気の流れ

波形が小さくなっている区間に注目します。

② 胸・お腹の動き

息を吸おうとする動きが続いているかを確認します。

③ 酸素の変化

呼吸の乱れと合わせて、低下の程度や時間経過を確認します。

無呼吸は、酸素低下や覚醒反応が必ず伴うことを条件に数えるわけではありません。図の酸素低下・覚醒反応は、呼吸の乱れによる影響を確認する項目です。

AHIは呼吸が妨げられた時間の長さではなく、回数の指標です。回数だけで治療方針がすべて決まるわけではありません。

略語をもう少し詳しく知る
  • SpO₂:血液の酸素飽和度。低下の程度や続き方、記録の状態を確認します。
  • 覚醒反応:脳波に表れる短い変化。本人が覚えている目覚めと一致しないことがあります。
  • 睡眠段階:ノンレム睡眠とレム睡眠の経過。年齢や薬、検査の夜の状況にも影響され、割合だけで良し悪しを決めません。

日誌・活動量計は日々の時間帯や変化を確認する材料です。PSGと同じ項目を測るものではありません。受けた検査で分かる範囲を、説明時に確認しましょう。

RESMのPSGレポート解説を読む →

受けた検査の説明を確認する

追加で調べることがあるとき

十分に記録できなかった場合、結果だけでは症状を説明しきれない場合、別の検査が必要な場合には、次の確認方法を相談します。

WatchPATの装着

記録の確認

装着の状態や記録できた時間を確認し、再検査の必要性を相談。

睡眠日誌とペン

生活の記録

日誌などで普段の睡眠時間や平日・休日の違いを確認。

PSG機器の装着

専門検査

必要に応じて入院PSG・MSLT・MWTなどに対応する医療機関へ紹介。

薬や日常生活について検査前の指示がある場合は、その指示を確認します。自己判断で薬を中止・増減しないでください。

治療と通院先を相談

治療の目的、期待する変化、負担や続けやすさを確認します。「日中の眠気を減らしたい」「夜の目覚めに困っている」など、ご自身が改善したいことをお伝えください。

当院で続ける

睡眠の症状と治療後の変化を確認。CPAPや薬などの困りごとも相談します。

かかりつけ医と分担

持病の治療を続けながら、睡眠について診療を分担する方針です。

専門医療機関へ

必要な精査や治療を紹介。紹介先の受診後、どこで診療を続けるか相談します。

紹介状や結果の共有方法は、開院前にご案内します。紹介先への予約や受診後の戻り先が分からないときは、診察で確認しましょう。

紹介元の先生への報告・今後の通院について

検査結果がまとまり診療方針を決めた時点など、節目に紹介元へ報告する方針です。紹介先で検査を受けた場合も、戻ってきた結果と当院の方針を共有する予定です。

情報共有は本人同意等の必要な手続きに沿って行います。どこで診療を続けるかは、紹介元の先生のご希望と患者さんの状況に合わせて相談します。

医療機関との連携・結果報告のご案内 →

診察で聞いておきたいこと

  • 今回の検査で分かったことと、まだ分からないことは?
  • 今の症状は、結果とどう関係していますか?
  • 治療を始める場合、何を目標にして変化を見ますか?
  • 次の受診は、いつ・どの医療機関で必要ですか?
  • 結果をかかりつけの先生に伝えるには、何が必要ですか?

聞きたいことをメモしておくと、説明の後に確認しやすくなります。結果の用紙の受け取りやご家族の同席についても、案内時にご確認ください。

日中の強い眠気があるときは、運転を控えて医療機関にご相談ください。

参考文献・出典

掲載画像:ZZZ.Labの既存の検査・治療の案内、初診コラムから使用。WatchPAT・ナイトグラフは掲載済みの調整画像です。CPAP機器画像:フィリップス DreamStation(検査・治療ページ掲載の公式製品画像)。

このページは一般的な情報提供です。診断・検査・治療は、症状や生活状況を踏まえて医師とご相談ください。

下浦雄大

下浦 雄大

日本睡眠学会認定 総合専門医
日本医師会認定 産業医

RESM新東京スリープメディカルケアクリニック
副院長

📋 この記事の執筆者はコチラ

睡眠専門医が、あなたの「眠れない」に答えます。

山梨大学医学部卒業後、循環器内科での臨床経験を経て睡眠医療へ転身。現在はRESM新東京スリープメディカルケアクリニック副院長として、睡眠・循環器・産業医の3領域で診療中。いびき・睡眠時無呼吸や不眠症に加えて、「過眠症」や「概日リズム睡眠障害」の診療にも、科学的根拠にもとづいて取り組んでいます。


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RESM新東京スリープメディカルケアクリニック 副院長 下浦 雄大 | 日本睡眠学会認定総合専門医  日本医師会認定産業医