寝つきが悪い、朝起きられない、昼間に眠くなる。そんなとき、睡眠日誌が診察の手がかりになります。何を書けばよいか、どこまで正確に書くか、受診への持っていき方を紹介します。
睡眠日誌で、診察に伝えやすくなること
睡眠日誌は、眠りと生活の時間を記録するものです。不眠、日中の強い眠気、寝る時刻のずれなどを診察で整理し、治療前後の変化を見るために使います。眠れなかった日も、いつもの生活をそのまま記録してください。
まず書くのは、眠りと起床の時刻
朝起きたときなど、書きやすい時間に前の晩を振り返ります。用紙によって記号は違うので、受け取った用紙の説明に合わせましょう。
- 布団に入った時刻と、眠り始めたと思う時刻。
- 夜中に目が覚めた回数や、おおよその時間。
- 最後に目覚めた時刻と、布団から出た時刻。
- 昼寝、日中の眠気、薬・飲酒など、その日に気づいたこと。
時刻はおおよそで大丈夫です。夜中に何度も時計を確かめる必要はありません。わからない日は「不明」、書けなかった日は空欄でも構いません。

日誌から見える、3つの違い
- 眠る時間が十分に取れているか:仕事や学校、家事のある日と休日を比べ、短い睡眠が続いていないかを確認します。
- 眠る時刻がずれているか:寝つきと起床が遅い時刻にそろう場合と、日ごとに少しずつずれる場合では、考える原因が異なります。
- 眠る機会があっても困りごとが残るか:寝つき、中途覚醒、日中の眠気を、服薬や生活の記録と一緒に見ます。
睡眠日誌だけで、睡眠時無呼吸や過眠症などを確定することはできません。
何日分を、どう受診に持っていく?
まずは1〜2週間程度を目安に、休日も含めて記録すると生活の違いがわかりやすくなります。検査を予定している方は、記録の期間や方法を医療機関の案内に合わせてください。
書けた分の日誌と、お薬手帳を持参しましょう。強い眠気や睡眠中の異常な行動などで困っている場合は、日誌がそろうまで受診を待つ必要はありません。眠気があるときの運転は控え、早めに相談してください。
アプリやスマートウォッチでも大丈夫?
紙でも、睡眠時刻を自分で入力するアプリでも、診察で確認できる形なら相談に使えます。スマートウォッチの記録があれば、日誌と一緒に見せてください。
点数をよくすることより、眠りと生活の様子を伝えることが目的です。記録が負担になるときは、項目や続け方を診察で相談しましょう。
本記事は一般的な情報提供を目的としており、医療上のアドバイスではありません。薬の服用中の運転については、必ず担当医師にご相談ください。




